【県道720号線】消火栓設置及び水道取出し工事

 

県道720号線:小田原市曽比1314地先にて

2日間にわたり、消火栓設置工事及び水道取出し工事を行いました。

 

場所は小田原と開成町を繋ぐ県道720号線です。

周辺には田んぼが多くあり、今回開発する場所も元々は農地でした。

 

農地転用より開発し宅地を建築する予定です。

 

元請け会社は鴨宮にある有限会社匠企画さま、弊社の請け負ったのは給水の取り出し工事と消火栓の設置工事です。

 

水道本管はφ100という設計であり、宅地側ではなく道路を横断する箇所に埋設されているとのことでした。

 

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まずは道路を掘削するために道路を切断します。道路のアスファルト切断は小田原カッターさまにより切断していただきました。

 

県道ということもありアスファルトの厚みは20センチ!

さらに2層仕上げ!ということで頑丈に舗装されておりました。

 

1層目は密粒度アスファルト、2層目は安定処理。

路床材料や路盤材料がそのままでは十分な支持力、強度、あるいは、特に耐久性や安定性を改善する必要がある場合に、それらの材料の土粒子や骨材の大きさ、配合を調整して粒子間の摩擦や骨材間のかみ合わせを増加させたり、あるいは、セメント、アスファルト、石灰などを加えて粒子間の結合力を増加させる工法。軟弱地盤に薬液を注入して土の強度を増大させる工法なども安定処理といわれるが、道路舗装で用いられる安定処理には、粒度調整工法、セメント安定処理、アスファルト安定処理、石灰安定処理などがある。

 

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1日目は道路の宅地側と宅地内に水道管を布設します。

大幅道路の横断工事は2日かけて施工が基本です。

 

まず初めに自社のバックホウによって宅地内の掘削を行いました。

 

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写真は宅地内と道路の間の側溝下に昔設置されたであろう間知石がびっしりで貫通させることができず、ブレーカーというハツリ工に使われる機械を搬入し貫通させました。

 

曽比は栢山と開成町の中間地点でありどちらも田んぼが多く湧水が多い土地です。

予想はしておりましたが予想を覆すような量の湧水が発生し、自社の水中ポンプを2台使用して水はけを行いました。

 

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宅地内には止水栓という栓をつけるのですが今回は翌日水道本管より取り出し工事を行うために前日に止水栓を設置します。

φ20というサイズで取り出しを行うのでパイプも止水栓もφ20です。

ステンレスのパイプを使用します。

 

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先ほど宅地内から貫通させるために使用したブレーカーによってVU50という塩ビ管を貫通させることができたので、この塩ビ管の中に水道ステンレス管を布設します。

 

なお、画像を見ると中心部に白い布があります。

これは土のう袋ですが、実はこの下にNTTの線が通っていることから少なからず隙間を開ける必要があるのでこうして土のう袋を使用して空間を作ります。

 

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最後に貫通部の塩ビ管の周りにはモルタルを使用し補修工事を行いました。

 

 

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道路も計画通り埋め戻しを行い、仮復旧工事を完成させます。

 

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宅地内の止水栓は止水栓ボックスを設置して埋め戻しを行い1日目の工事が終了となりました。

 

 

二日目

 

二日目は昨日とは道路反対側であります。

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分厚い舗装のためバックホウとブレーカーの両方で壊して掘削してと効率的に作業をしていきます。

 

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本日は掘削の深さが1.8メートル!

土木工事の基本事項で1.5メートル以上の掘削深さでは山留め工が必要とされております。

 

山留めとは、

地盤を掘削するとき,支持材などを用いて周辺の地盤が崩壊しないように防ぐこと。

 

矢板という板を、腹起こし材と水圧サポートを使ってツッパリ状態を作り周辺の土の崩れを防ぐ方法です。

 

このように、危険と隣り合わせの現場では安全管理をしっかりと行います。

 

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まずは、昨日道路に布設だけしておいた管に水を通すために本管より水道を取り出す工事になります。この黒い管が水道本管φ100です。

 

小田原市適用の材料を使用して、本管にサドルを取り付けて水道本管を穿孔して参ります。

 

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取り出し工事を終えてフレキシブル管(絶縁)をつけて昨日布設した管を延長して接続します。

 

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昨日の管では2メートルほど足らなかったのでソケット継ぎ手を使い、延長し接続いたしました。

 

昨日の掘削したところは土質が違うためわかりやすいですね。

 

 

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次に消火栓の設置です。

作業のイメージはほぼ同じです。サドルをつけて本管に穴を開けるのです。

 

ただ、サイズが大きいので穿孔するのにも時間を要します。

 

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穿孔を終えたあとは、水圧テストを行います。

専用の器具をつけて、水圧をかけます。こうすることで高圧になりボルトの閉め忘れている場所があればそこから水が噴きあげるのです。するとボルトの閉め忘れなどによる水漏れが一瞬にしてわかります。

 

要所要所で水圧テストを行うことが大切です。

 

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消火栓の設置が完了しました。

φ75の消火栓がつきました。

 

2本の短管を入れて長さ調節も行いました。

 

埋め戻しの際には、筐体・蓋の設置もあるため水平を気にしつつ

見た目にもこだわりつつぴったり施工いたしました。

 

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仮復旧といい、施工当日は仮にアスファルト舗装をいたします。

 

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後日、掘削した際に周囲の地山にも影響する部分の影響幅も締め固め強度に特化した本復旧工事を行います。

 

仮復旧は応急手当てです。本復旧は示方書の規定に従った正規の工事による復旧です。仮復旧をするのは当該構造物の使用が急がれる場合、本復旧をしていたのでは工事期間が長くなる場合です。

 

 

県道720号線は県道ということもあり、周辺住民の方や周辺企業に勤めている方

日常的に県道を使用する方たちが当工事へご理解いただけることに感謝申し上げます。

 

残すところ、本復旧工事のみとなりました。

 

安全管理に配慮しつつ、品質管理にも注力ししっかりとした施工をして参ります。

 

 

 

弊社では、ガス・水道・下水道の取り出し工事、引き込み工事、増設など生活インフラ整備工事が得意としております。

自社の機械・車両を一式揃えており、迅速にそして確実な施工を実現化させます。

 

また、道路工事をはじめガス・水道・下水道に関わる工事については役所などの専門機関との書類のやりとりが必要となります。工事申請から工事完了、そして工事の完成検査など弊社なら一式して請けることができます。

熟練したスタッフと元気ハツラツな若手が喜んで施工して参ります!

 

 

 

 

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