●擁壁工事には、代表的な三つの工法というのがあります。
今回の記事では、この三つの代表的な擁壁工事の工法についてご紹介していきます。
今後擁壁工事を予定している方は、この工法についても確認しておくと役立つことがあるかもしれないため参考になさってみてくださいませ。
擁壁工事とは
擁壁工事とは高低差のある土地などで、崖崩れなどを防ぐために擁壁を作る工事のことを言います。
一般的に多く設置されているのは鉄筋コンクリート擁壁です。
他には、石積み擁壁やブロック積み擁壁などがありますが、鉄筋コンクリート擁壁は垂直に立てやすいため土地の有効活用がしやすいなどのメリットがあるでしょう。
鉄筋コンクリート擁壁工事の工法
鉄筋コンクリート擁壁の擁壁工事の工法には大きく分けて3種類あります。
逆T字型
L字型
逆L字型です。
それぞれの工法について以下でご紹介していきます。
逆T字型
一般的に設置されていることが多い工法はL型ですが、 逆T字型の擁壁が設置されることもあります。
例えば、隣の所有地と自分の所有地との間にゆとりがある場合などは、逆T字型を設置することもあるでしょう。
L字型
L字型の工法は、土地の高い方に家を建てる場合などに用いられ、一般的に一番多く設置されている工法です。
敷地も広く使うことができるため、有効活用しやすいということなどがメリットでしょう。
逆L字型
逆L字型は、その名の通りLの逆向きの工法です。
逆L字型擁壁は、土地の低い方に家を建てる場合などに用いられるでしょう。
擁壁工事の際には隣人とのトラブルに注意が必要
擁壁工事を行う際は、隣人とのトラブルに注意が必要です。
擁壁は隣の家の敷地との境目付近に設置されていることが多いため、場合によっては隣人とのトラブルに発展してしまう可能性もあります。
そもそも、擁壁工事を行おうとしている擁壁がどちらの擁壁なのか確認しておく必要があるでしょう。
自分が所有している擁壁である場合には、擁壁の所有者である自分が擁壁工事の費用を支払うことが一般的に多いですが、自分が擁壁工事を行う場合でも、工事の際に隣の敷地に入らなけらばいけなくなる可能性もあります。
隣人によっては、工事の際に自分の敷地には入らないでほしいと言われてしまうかもしれないです。
隣人とのトラブルをなるべく避けるためにも、擁壁工事を行う前に隣人と相談しておくと良いでしょう。
まとめ
鉄筋コンクリート擁壁は 、 逆T字型 、L字型、逆L字型という大まかに3種類の工法があります。
擁壁工事をする場所の環境や内容によって、どの工法を採用するか異なってくるでしょう。