昨年より着工している小田原市栄町一丁目配水管及びガス管・下水道管・雨水管の配管工事と区画設置工事が無事完成致しました。
以前までの施工状況
前回までの施工より進んだ工事状況を記載していきます。
まずは、配水管であるHPPEφ５０を既設の仕切弁以降と切り替え状況です。
ポリエチレン管にすることで耐久性や耐震性に備えます。
ガス管も既設の鉄管が腐食しているためポリエチレン管に切り替えを行いました。
ガス水道ともにφ５０のポリエチレン管です。
ガス管の切り替えの時には、ガスは気体ですので、管を潰して一時的にガスを止めてから施工します。
水道管は潰すことをせずに、断水という方法で水道を一度止めてから施工します。
下水道工事
次に、下水道工事・雨水工事になります。
下水道工事は、下水道本管の延長配管・各種分譲地への取り出し(引き込み工事)またそれに伴い公共ます設置および既存の公共ます撤去工事を行います。
下水道配管も塩ビ管を使用します。道路内に２箇所小型マンホールを設置します。
私道で昔の配管が入れ混じっている状況でしたので下水道管が両サイドからぶつかるように配管されているため本工事できちんと整理し、機能的な配管に致します。
既設管撤去工事
本工事で使用していない公共ますやマンホールは全部で７つ存在しておりました。
お客様のご要望もあり使用していないコンクリートマスは全て撤去しました。
また、工事中は予想していないような埋設物も撤去しながらの施工となりました。
大きい口径の土管や陶管、電柱や解体ゴミなど様々な物を撤去しました。
昔のガス管・水道管・下水道管・雨水管など、鉄管・塩ビ管・ポリエチレン管・鉛管・ライニング管など種類は豊富です。
雨水配管工事
また、雨水については、雨水配管工事及び集水マス設置工事を行いました。
下水道の近くに各分譲地に引き込むため、集水マスをマンホール近くに設置します。
集水ますは最終的に雨が降った際に道路に水がたまらないように、レベル高をきちんと計算して設置していきます。
地先ブロック敷き詰め工事
地先ブロックを敷き詰める際に下地に１０センチのコンクリートを基礎盤として打設していきます。
そのために掘削し、砕石にて路盤を作り、自動車の重力による沈下や陥没を防ぎます。
専用の砕石を敷き詰めて転圧することで、沈下を防ぎます。
その後、型枠を組み立てて生コンを打設・養生と進めて、生コンの左右両サイドにはさらに細かい砕石を敷き詰めて重力に負けないように敷き詰めていきます。
こうして、生コンで基礎が完成すると次は、地先ブロックを敷き詰めます。
地先ブロックを敷き詰める際は、糸を張ってミリ単位でレベル高の調整や通りのズレを防止します。
路面復旧工事
アスファルト舗装工事をする前に、路盤工を施します。
これは本工事では５センチという設計でしたが、道路によって、もしくは道路管理者によって異なるのですが、アスファルト下の盤のことを指します。
今回は私道であり、通常の５センチ下りの路盤を作ります。いわゆるアスファルトを敷くアスファルト厚みが５センチということです。
この土地の舗装工事の端と端では高低差が十分でなく、またお客様より「雨水がたまらないように」というご要望があったため、アスファルトは開粒度アスファルトを使用しました。
開粒度アスファルトは透水性がよく、水があまりにくい性質があります。
アスファルトフィニッシャーも使用して約６０メートルの舗装を仕上げていきます。
敷均・転圧を順序よく行ないます。
そして、無事に舗装工事が終了しました。
見ていただけばわかる通り、綺麗な仕上がりになりました。
大雨が降らないと検証できませんが、通常の雨の量ならば溜まる心配はまずないです。
道路の中にあった使用していない管を撤去し、また新設した管も漏れなどの不具合もなく施工できました。
なによりも、全面を舗装仕上げにしたことで見た目も変わりました。
また、機能性も考慮して水のたまりにくいアスファルトを使用し、各種場所に集水ますを設置したことで雨が降っても心配不要です。
富岡建設さま、弊社に当工事を施工させていただきありがとうございました！
また、約１ヶ月間に渡り工事をしてきましたが、周辺の住民の方には機械の騒音や車両の交通規制などご迷惑をおかけしました。当工事にご協力いただきありがとうございました！
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