【工事場所】 大磯町
【工事期間】 2021.09.02-2021.09.05
【工事内容】 掘削,給水引込工事,下水道引込工事,舗装工事
【SDGs達成】 No.11・No.14・No.15・No.17
造成工事に伴う上下水道引き込み工事
造成工事に伴う上下水道引き込み工事
分譲地のメリット・デメリット
マイホームを建てるためには、まずそのための土地を探さなければなりません。
土地周辺の環境によって住みやすさも当然変わってくるので、土地選びはかなり重要であり、慎重な見極めが必要です。
土地選びの際、分譲地を検討する人も多いと思います。
今回の記事では分譲地のメリットとデメリット、注意点も踏まえて解説していきます。
「分譲地」とは
分譲地とは、不動産業者が広い土地をまとめ買いし、区画に分けて販売されている、家を建てるための土地のことを指します。
その規模は様々で、区画が100を超えるような大規模のものは「大規模分譲地」と呼ばれます。
駅から離れた場所で、その分譲地がそのまま一つの街になっていることもあります。逆にコンパクトな「小規模分譲地」は、駅から近い場所や市街地、幹線道路沿いで開発されることが多いです。
「分譲住宅」と「宅地」の違い
・分譲住宅とは
「分譲地」が土地であるのに対して、「分譲住宅」は読んで字の如く「分譲地に建てられた住宅」を指します。
購入する段階で既に分譲地の上に建物が建っており、買い手は土地と建物をセットで購入することになります。
分譲住宅は町並みを形成するように並んでおり、それぞれの家は同じようなコンセプトで建てられていることが多いです。
分譲住宅とよく混同される言葉に「建売住宅」があります。両者の違いは建物が建っている土地が「分譲地か否か」という点です。
同じ意味として扱われることが多いですが、建売住宅の方が指し示す範囲は広くなります。自分の土地の上に新築の建物を建てて売りに出せば、それは建売住宅となります。
複数の土地をまとめて販売する分譲住宅に対し、建売住宅は一戸だけ個別で販売されるケースがあるのです。
・宅地とは
宅地とは土地の登記記録に記載される「地目」の種類の一つです。登記にはその土地の利用状況が記されており、宅地は「家を建てられる土地」のことを言います。
地目は全部で23種類あり、地目によって建物を建てて良いかどうかを判断されることはありません。ただし「宅地」以外の土地に建物を建てた場合は、登記記録の地目項目を「宅地」に変更しなければなりません。
ただし、地目が「田」「畑」の場合は例外で、別の用途での使用が制限されています。つまり、自分の土地であっても地目が「田」「畑」である場合は、それらを潰して家を建てることはできません。
分譲地は、当然家を建てるための土地ですから、「宅地の一つ」と言えるかもしれません。
ですが、大きな違いがライフラインの有無です。分譲地は電気やガス、水道といったライフラインが既に引き込まれており、
その費用は土地価格に含まれた状態で販売されているため、土地を整備するための追加費用がかかりません。
ライフラインの整備がされていない宅地に家を建てる場合は、自分でお金を払って引き込む必要がるのです。
分譲地のメリット
・価格の手ごろさと質を両立している
分譲住宅は、不動産業者が広い土地をまとめ買いし、それを分割して販売しています。
そのため、住環境のいい土地を安く購入できるというメリットがあります。
また分譲住宅の場合、似たような家をたくさん建てることになります。同じ建築材料をまとめて仕入れることになるためコストカットが可能になり、質を落とすことなく安く資材を仕入れることができるのです。
「質の良い土地や住宅を安く手に入れられる」というのは、家を購入する上で非常に嬉しいポイントになるでしょう。
価格が分かりやすいというのも大きなメリットです。自分で土地を探して注文住宅を建てようとすると、トータルでどれくらいのお金がかかるのかはっきり分かりません。
せっかく建てるのだから、とこだわりを詰め込んでいると、あっという間に予算をオーバーしてしまいます。
また、地盤改良工事やライフラインの引き込み工事など、想定外の工事が発生してそれに予算を取られてしまうことも多いです。
その点分譲住宅であれば、付帯工事の費用も含めた価格が提示され、それ以外の費用はほぼ発生しません。
追加料金の心配がないと分かれば、安心して新生活の準備にお金を回すことができるでしょう。
・インフラが整備されている
分譲地は住宅を建てることを前提にした土地なので、そのためのライフラインは既に整備されています。
分譲地でない場合、ライフラインがなければ買い手が費用を負担して整備を行わなければなりません。
土地の形状が良くない場合や規模が大きい場合だと、道路と建物の距離が離れてしまい引き込み工事費が高くなることもしばしばあります。
また下水がなく、トイレが汲み取り式になってしまった、というようなケースも起こりえます。分譲地であればその心配はないので安心です。
・住みやすくなるよう街並みが計画されている
特に大型の分譲地の場合、開発段階から街作りの計画がなされていることが多いです。
個々の家が個々の思惑によって無秩序に建設されるのではなく、その地域全体で住みやすいように開発されるため、利便性は自ずと高くなります。
一昔前の分譲地は同じような建物が縮こまって並んでいる、というところも多くありました。
しかし、近年はそれぞれの家庭のプライバシーに配慮して家と家の間隔が広く取られているため、街に統一感を感じつつ自分たちの領域もしっかり守ることができます。
公園やスーパー、ゴミステーションなども整備されているため、生活利便性が必然的に向上します。
また、分譲地によっては敷地内で交通事故が発生しにくいように設計されているところもあり、小さな子供がいる家庭でも安心して生活を送ることができます。
・防犯性が高い
防犯性の高さを重要視している分譲地もあります。防犯カメラの設置や警備員の巡回などが行われ、住民の生活を守ります。
また災害時の防犯拠点を兼ねた公園や、子供が遊べられ、大人達がサークル活動を行えるコミュニティスペースを備えた分譲地も注目を集めています。
こうした施設を設置することで住民間のコミュニケーションが活発になり、自然とコミュニティが形成されます。
住人同士の仲が良くなって頻繁なやりとりが行われるようになると、「隣に住んでいる人の顔も知らない」というような街に比べて不審者も近付きにくくなります。
・新しく住み始めた人同士なので馴染みやすい
昔からある土地に新たに家を建てて移り住む、というのは大変です。
既に人間関係ができあがっていることも多いため、なかなか住民同士の輪に入れず、孤立してしまうケースも少なくありません。
その点、新しく開発された分譲地では、住民全員がほぼ同時に生活をスタートさせるため、コミュニティにも入っていきやすくなります。家づくり同級生と言えるかもしれません。
また、子育て世代が入居していることが多いので、子供を軸に人間関係を構築しやすい環境と言えます。
話があう隣人を作りやすいというのは親世代にとってもメリットですが、子供にとっても年の近い友人が近くにいるというのは大きなメリットになります。
学校の状況や進学に関する情報なども自然と入って来やすくなるのです。
・街並みがおしゃれなことが多い
レンガ造りの道路や、緑の多い町並みに憧れて分譲地を選ぶ人も多いでしょう。
街全体の計画には当然景観も含まれています。似たような家が並ぶため町並みに統一感が出て、おしゃれな雰囲気の中で暮らすことが可能です。
コンセプトが設定されている分譲地もあり、子供にとってもいい環境で暮らしていくことが可能です。
分譲地のデメリット
多くのメリットがある一方、分譲地にはデメリットも存在します。しっかりと確認しておきましょう。
・人付き合いが濃くなりがち
分譲地は住民同士のコミュニケーションが密になりやすく、それが助け合いや防犯に繋がるというメリットがあります。
しかしこれは人によっては「人付き合いが濃すぎて苦痛」になる可能性もあります。
自分がどのような近所付き合いを望んでいるのか、一度確認する必要があるでしょう。できるだけ近所と関わらずに生活したいと思っている人にとっては、
無視できないデメリットになってしまいます。
・希望する間取りの家が建てられない場合も
分譲地は、各区画の土地の広さや価格がある程度平均的になるように販売されていることがほとんどです。
また、ある程度利便性の良い場所に作られることも多くあります。そのため、庭もしくは建物をすごく広くしたい、景色が良いところで窓は大きくしたい、といった強いこだわりがある場合は、土地の広さや近隣の環境との兼ね合いなどからそれらの希望が叶わない可能性もあります。
・交通アクセスが良いとは限らない
特に大規模分譲地の場合は、広大な土地を必要とするため、必然的に駅から距離が空いてしまうことになります。分譲地は車の行き来がしやすいよう設計されていることが多いので、車があればそれほど大きな問題にはなりませんが、そうでなければ交通の便の悪さが生活の質に直結してしまう可能性があります。
特に職場や学校へのアクセスが悪いと、毎日のことだけにデメリットは大きくなってしまいます。
分譲地が良いけれど交通アクセスは妥協したくないという場合は、中・小規模の分譲地を選択肢に入れるのも一つの手です。
アクセス手段や所要時間などを必ず確認し、問題なく通えるかどうかしっかり検討しましょう。
譲地を選ぶ際に注意すべき事
・建築条件付き土地かどうか
まず確認すべきは、「建築条件付き土地」か否かという点です。
分譲地は、家を建てるときの施工会社が予め決められていることが多く、その場合他の建築会社や施工会社を選ぶことはできません。
このおかげで割安に土地や建物を手に入れることができるのですが、反面自分の好みを反映した家を建てるのが難しくなることがあります。
どのようなプランがあるのか、どの程度の自由が可能なのかしっかり確認しましょう。
・インフラ整備代は土地の価格に内包される
分譲地は電気やガス、水道が既に敷地内に引き込まれた状態で販売されています。その分の費用は土地代に反映されていることが多いです。
もし他に気になる宅地があって値段を比較したいのであれば、その土地の販売価格だけに注目するのではなく、その点を把握した上で行いましょう。
隣地を通る下水管トラブル
生活するうえで電気、ガス、水道などのライフラインはなくてはならない存在です。
電気は電線、ガスはガス管、水道は水道管を伝ってこれらのエネルギーを調達しますが、水道に限っては給水するだけではなく、使い終わった後の「排水」についても家を建てるにあたっては十分考慮しなくてはなりません。
生活用水を下水道に排水するためには、通常、全面道路の下水道管や合流管などに流すことになります。
都市部などの平地で、区画がしっかりと整備されている地域の場合は、建物の前面にこのような下水道管が通っているため特段問題とはならないのですが、
丘陵地など高低差がある斜面に建っている住宅で、万が一下水管が住宅よりも高い位置を流れている場合、物理的に排水することが困難になります。
そのような場合は距離的には離れていたとしても、さらに低い位置を流れている下水道管に接続して排水することとなっています。
これは法律によって認められている排水方法なのですが、そうなると排水管から下水道管までの長い距離を配管でつなぐことになります。
この際、隣の敷地を通過しなければならなくなることがあり、これが原因で隣地トラブルが発生する場合があるのです。
そのため、下水管が隣地を通っている収益物件を購入するときは、トラブルが起きないかを事前に確認しておくことが必要です。
他人の敷地に配管を設置してもよいのか?
確かに他人の敷地を勝手に使用することはできませんが、生活排水については下水管を隣の敷地に設置しなければならないことがあります。
民法では、排水のための低地の通水について、自家用や農業用、工業用などに使った水を排水するために、自分よりも低地にある土地に水を通過させることができる、と規定しています。
このようなことを「余水排池権」と言います。また、この際は低地の所有者のために損害が最も少ないような場所と方法を選ばなければならないとも規定されています。
つまり、低地に排水管を通しても良いが、どんな方法でも良いわけではなく、低地所有者に最も損害が少ない方法を選ばなければならないと言うことです。
これは民法だけではなく、下水道法にも同様の規定があります。
相隣関係にある土地が低地、高地の関係にない場合においても、排水管の設置が必要な場合についてはこの規定が類推適用されるとしています。
購入した土地に隣地の排水管が埋設されていることを知らなかった
住宅を建築しようとする場合、まずは土地を購入しそこに家を建てることになります。
土地の購入の際に更地の状態しか確認せず購入し、その後建設業者が土地を細かく調査したところ、
隣地の排水管がその土地に埋設され通過していることが判明し、
その影響で建物の建築に支障をきたす、といった場合があります。
もちろんこのような事は、土地売買の際に不動産業者が重要事項説明において説明しなければならない内容となります。
しかし現実問題として既に購入してそこに住むことを前提に人生設計をしている人にとっては、なんとかしてその場所に自分の希望通りの家を建てたいと思うことでしょう。
先ほども解説した通り、隣地の所有者には「余水排池権」があるため、排水管を撤去させることはできないのです。
そのため土地を購入する際には、目に見える部分だけではなく、地中に隣地の排水管が埋設されていないかについても、事前にしっかりと確認しておきましょう。
排水管設置とその方法に関する判断
高低差がないにしても、例えば袋地などの土地については、下水道管に排水を接続させるにあたって、ほぼ間違いなく隣地の敷地に配管を通す必要が出てきます。
このような高低差がない土地間における余水排池権についても、下水道法によると
「他人の土地又は排水設備を使用しなければ下水を公共下水道に流入させることが困難であるとき」
と規定しています。
しかし困難であるときとは、仮に他人の土地を使用する以外の排水方法があったとしても、その設置費用に多額の費用がかかるような場合についても含まれるのです。
このような場合、方法としては、新たに排水管を隣人の敷地に新設して設置する方法と、隣人がすでに設置している既設排水管に接続させる方法がありますが、このどちらの方法を選択するのかについて、隣人とトラブルになるケースがあります。
排水管の設置費用で考えると、既設排水管に接続する方がかなり費用は抑えられますが、隣人からしてみれば、他人の生活排水を既設排水管に接続されることで、次のようなリスクが生じる場合があります。
・排水管が詰まりやすくなる
・排水管が詰まった場合の修理工事が非常に大掛かりとなる恐れがある
これらの事情がある場合は、既設排水管への接続工事を拒否される場合があります。
過去の事例でも、このような場合は多少設置費用がかかったとしても、隣人への影響に配慮して新設配管の設置をするようにとの判決が出たりしているようです。
このように排水管については「余水排池権」という権利はありますが、隣人とのトラブルをさけるためには、事前の協議がとても重要であると言えるでしょう。
排水管トラブルで隣地の許可が必要だが許可が下りない
収益物件を購入した後に、よくあることですが、建物から隣地を通って下水管につないでいるケースでは、
下水管につまりが発生した場合などで工事が発生すると、隣地に入って工事が必要になります。
隣地の所有者と仲が良ければよいのですが、そうでない場合、工事を行う許可を出してくれないケースが多々あります。
こうなると、住民の下水菅が詰まったままになると生活できなくなります。そのため、退去が続出して、経営が破たんしかねない事態もあり得るのです。
裁判等を起こせば工事を行う許可を出すことは可能であったとしても、緊急を要する下水管トラブルにすぐに工事ができないこと自体に問題があります。
このようなことを回避するために、下水管が他人敷地を通っている場合はかなり注意して購入することをお勧めしています。
土間コンクリート工事とは
土間コンクリート工事とは、セメントで砕石・砂を結合させたコンクリートで床を平坦に施工する工事のことです。床を平坦にするというと道路をイメージされるかもしれませんが、道路の場合はアスファルトで固めているものですので、同じように道を平坦にするといってもこの二つは別のものです。
土間コンクリートの床というとガソリンスタンドの床や駐車場などを想像していただければわかるかと思いますが、一口に土間コンクリートと言ってもガソリンスタンドの床や駐車場のような灰色のものだけではありません。
最近では、土間コンクリートの上に色の付いた粉を散布したカラーコンクリートなどもあるので、家の外観や庭とのイメージに合わせて様々な使われ方をしています。
土間コンクリートの施工場所
土間コンクリートは、車の重さにも耐えられるほど耐久性が高いので主に駐車スペースや門から玄関までのアプローチなどに使われます。
他にも、裏口周りの台所などに面した庭の一部で物干しなどを置くサービスヤードや、犬走と呼ばれる建物の軒下の外壁周辺部に雨などの汚れが建物に跳ね返ったり、雨水が建物に侵入しないように「犬が通れるくらいの幅」で土間コンクリートを施工したりと様々な場所で使われています。
小手仕上げ
小手仕上げは、生コンクリートを流し入れ、ある程度均等にしてから、コンクリート表面を左官屋さんが『コテ』を使って凹凸のない平らなツルツルの面に仕上げる方法です。
・メリット
表面が滑らかなので掃き掃除がしやすい
・デメリット
雨の日や雪の日に滑りやすくなる。
仕上げのムラが出やすい。
刷毛引き仕上げ
刷毛引き仕上げは、小手仕上げをした後に、刷毛を使って細かなザラザラ模様を入れる仕上げ方法です。
・メリット
表面がざらざらしているので、滑りにくい。
・デメリット
溝が多いので、掃除がしにくい。
土間コンクリートにすることのメリット
・除草効果
様々な雑草対策の方法がありますが、いくら対策を講じても生命力の強い雑草は無くなってくれません。
土間コンクリートで地面を完全に覆ってしまえば、そう簡単に雑草が貫通することができないので、除草に悩まされることが減ります。
・バリアフリー効果
家庭に車椅子が必要な方などがいると砂利道や凸凹道より、土間コンクリートで地面の凹凸をなくした方がスムーズに出入りができます。バリアフリー効果も期待できます。スロープなどにも最適です。
・足元の汚れ防止
土地のままの地面の場合、どうしても靴が泥だけになってしまいます。しかし、土間コンクリートにすることで、水たまりやぬかるみがなくなるので、足元の汚れ防止になります。
土間コンクリートの見積もり
土間コンクリートの工事費用は1平米あたりで算出されます。
しかし見積もりを依頼した時に、1平米あたりの金額しか言わない業社は避けた方がいいです。土間コンクリートの工事費用は「1平米あたりの金額」だけでは、その内訳が分からないからです。
このような金額の表示しかしない業社は、作業手順を省いたり、無駄なオプション工事を行って多額の請求をしたりする可能性が高いです。手抜き工事を指摘したとしても見積もり書にのっていないとか、追加工事になるので別に料金がかかるなどと言われ、料金が高くなる可能性があります。
土間コンクリートの見積もりはきちんとした業者は細かく書いてくれるので、どのような作業をどれくらいの量を行うのか分かります。そのような見積もり書だと施工方法もわかりますし、他社と比較しやすいので安心できます。
土間コンクリート工事の費用の相場
土間コンクリート工事の費用は、施工する面積の広さや、使う材料、目地の有無などの条件や、地域的な相場や施工業者によって違ってきます。
駐車場1台分の施工費用はおおよそ3~5万円ほどになります。
工事の大まかな手順
・丁張
「丁張」とは、施工を行う前に、その施工を行う正確な位置や高さを決め、正確な位置を示す目印などを作成する作業です。
価格の相場は、「丁張」を行う現場によって規模や作業条件が異なり、それに合わせた工事費用になっているため素人では金額が適性か判断することはできません。
・掘削
「掘削」とは、コンクリートそのものに厚みがあるため、仕上がりの高さから算出して土を掘り下げる作業を行います。作業の多くは重機(ユンボやショベルカー等)を使用して行います。重機の料金は、別の項目に記載されていることが多いです。
・残土処分
「残土処分」とは、もともと土があった場所に砕石やコンクリートを設置することになるので、掘削すると余分な土が発生します。(これを、建設残土や発生残土と呼びます。)その土を処分することです。
土間コンクリートの施工で、この残土処理費が曲者になります。土は法令に則り、地域指定の処理場で廃棄を行うことになるからです。工法や現地の状況によって量や単価が変動するため素人が判断するのは難しい項目です。地域によって変わるため相場もかなり幅があります。
・砕石敷き
「砕石敷き」とは、土間コンクリート施工後の沈下を防ぐため、または、施工面を均一に平坦にするために砕石と呼ばれる砕いた石を敷き詰め、機械で地面を叩いて締め固める作業までを言います。土間コンクリートを施工する時の砕石の標準的な厚みは10㎝です。
・土間砕
「土間砕」とは、生コンクリートをせき止めるための枠の設置をすることです。施工する形状の型枠を設置します。
・ワイヤーメッシュ敷き
「ワイヤーメッシユ敷き」とは、型枠の中に温度変化に伴う伸縮によって土間コンクリートのひび割れなどを防止するために、ワイヤーメッシュや溶接金網という網状に組まれた鉄筋を敷き並べることです。
・生コン打設
「生コン打設」とは、コンクリートミキサー車やトラックで運搬したコンクリートを枠の中に流し込む作業です。この時、厚みを確保できるように、コンクリートをあらかじめ設定した高さ通りに均していきます。
コンクリートの品質の違いや水の割合などで仕上がりに違いが出ます。悪徳業者の場合、材料費を少なくするためにコンクリートの厚みを少なくすることがありますので注意しましょう。コンクリートの厚みが少ないと、ひびが入ったり割れたりします。
・仕上げ
生コンクリート打設終了後、流し込んだコンクリートを職人さんがコテで平らに均していきます。この作業によって仕上がりに差が出ます。1~2回均しただけでは、コテの跡が残ってしまったり、見た目がキレイでなかったりするので、できれば4~5回、最低でも3回は均してもらえるようお願いしておきましょう。
印毛引き仕上げなどの表面加工は、コンクリートが固まる直前に行います。
気温などの条件により異なりますが、コンクリート打設後1~3日で表面が固まります。一般的には、コンクリートを均して仕上げてから2日後くらいにコンクリート硬化を確認してから型枠を外します。さらに駐車場として車が乗り入れられるようになるまで1週間ほど出来上がった部分が傷つかないように保護します。
費用を抑えるために覚えておきたいこと
・専門業社に依頼する
土間コンクリートの工事を依頼する業者を選ぶ時には、安さだけを売りにした業者は避けましょう。このような業者は通常より安い分、作業工程を減らして仕上がりの悪い土間コンクリートを提供される可能性が高いです。
価格が高いところを選ぶしかないのかと思われてしまうかもしれませんが、そういうわけではありません。
例えばハウスメーカーや工務店、ホームセンターなどの場合、自分たちで施工せずに下請けに流すところが多いのでマージンを搾取していることが多いのです。適性価格よりハウスメーカーで3割、工務店などでも2~2.5割り程度割増の料金を取られる可能性があります。
基本的に現場管理費などの諸経費をとる業者は安くありません。よい業者の場合、この項目を全く取らない業者もあります。仮にとる業者であっても管理費は取らない、または小経費として請求する金額も工事金額の7%以内という業者が多いです。
このような中間マージンを防ぐためには、自社施工の外構専門会社に依頼するのがベストです。工事を依頼する時にまず、削れるのは諸経費です。このように省くことができる出費を防ぐためにも、きちんと知識をつけて優良業者を見つけてから土間コンクリートの工事を依頼しましょう。
・コンクリートの量を減らす
コンクリートを減らして強度を下げましょうという話ではありません。強度は変えずに、本当に必要な部分にだけコンクリートを施工するという事です。コンクリートを敷く面積を少なくすることで費用を抑えることができます。
・デザインをシンプルにする
おしゃれではありますが、複雑な形状の土間コンクリートにしようとすると複雑な分、手間がかかるため費用が高くなります。飛び石のようにいくつかに分かれているデザインより、シンプルなデザインにすることで費用を抑えることができます。
・見積もりは複数社から
土間コンクリートの工事を依頼しようと考えた場合、一番気になるのは価格かと思います。施工をきちんと行ってくれることはもちろんのこと、少しでも金額を抑えられるように、1社だけから見積もりを取るのではなく複数社から見積もりを取り比較検討することが大切です。比較検討することで適正な価格が見出しやすくなります。
見積もりの依頼をする時のポイントは、条件を変えないことです。土間コンクリートは、条件が少し変わるだけで金額も変わりますので、少しでも違う内容で依頼すると正しい比較ができません。そして、見積もり書の記載を細かく書いてくれる親切な業者を選びましょう。
有限会社スドウ工営のSDGs 宣言
社会から信頼される企業であり続けるために、私たちのインフラソリューションで特に貢献できるSDGsの目標10つを特定し、事業を通じてそれらの目標を達成に向けて推進します。
To keep being trusted by society, our company picked up the 10 goals of SDGs that we can contribute specifically with our infrastructure solutions. We will work to achieve those goals through our business.
SDGsとは?
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択され「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの全世界の目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
スドウ工営のSDGsの取り組みについて
弊社として、以下の10つの目標達成に向けて取り組んでおります。
GOAL5 : ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
GOAL6 : すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
GOAL7 : すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
GOAL8 : すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する
GOAL9: レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る
GOAL11 : 都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
GOAL12 : 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
GOAL14 : 海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
GOAL15 : 陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
GOAL17 : 持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
上記の10つのゴールに積極的に取り組みます。人間らしい生活ができるよう生命の危機を感じることのない最低限必要な環境を整えることはその他7つのGOALにも直結する重要なミッションであります。
SDGsをビジネスにつなげる
SDGsの取り組みはボランティアでは継続ができません。持続可能な開発目標である上で、日本人がもっている「世のため人のためが自分のため」といった普遍的な価値観を形にし、皆が皆幸せに、WIN WINとなれる仕組みがあってこそ持続可能な社会の実現と企業の持続的発展が両立できることになると考えます。
【工事担当者】
当工事は、大磯町の造成工事に伴う上下水道引き込み工事になります。
弊社は申請から造成インフラ工事まで一式自社施工のため、スピードが他社と異なります。
弊社は神奈川県全域・東京都・静岡県と広域にわたり上下水道の許可を得ておりますので、広域で施工が可能です。
弊社では上下水道引き込み工事を最短行うことができます。全てが自社施工ということからスピード感があり安価に仕上げることができるのです。
自社の建設機械と自社施工なので、品質管理はもちろん、安全性や経済性にも考慮して最善を尽くして全ての現場に望んでおります。
そのため、今回も自社のバックホウと自社のダンプトラックにて掘削及び運搬そして配管工事に使う穿孔機も全て弊社の自社持ち物となっております。
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