南足柄市生駒にて、アパート新築に伴う給水管Φ40引き込み工事
南足柄市の中でも最も地盤が弱いと言われており、実際に昔は田んぼで水が湧くため
現在、住んでいる方からも大きな車が通ると家が揺れるという話も聞きました。
今回は、南足柄市道から私道を通り奥のアパートへ給水管を布設する工事です。
アパートはワンルームで6部屋あり、水圧が現在の管だと不足しているということで
新設で給水管を引き込むということです。
上の画像の通り、手前の水路を下越する必要があり、この水路の下場まで約1.7メートルの深さを掘削する必要がありました。
アスファルトを切断してバックホウにて道路を掘削していきます。
約1メートルの深さから湧水が始まりました。安全対策として矢板鋼矢板にて土留め処理をしていきます。掘削している間に人が埋まってしまう可能性すらあるので、安全対策の上、万全を期す必要があります。
近所の方のおっしゃる通り、地盤が弱いという意味がわかるような湧水の仕方でした。
本管はVPΦ100が埋設されており、この間に専用のサドル分水栓を取り付けることで水を本管より分岐させます。
次に、水道管の管理者である南足柄市役所の水道担当者の立会いの下、本管に穴をあけます。このことを穿孔といい、穿孔機という機械にて穿孔していきます。
この後、水路を下越配管して私道内へ向かって配管していきます。
私道は所有者が個人で権利は個人に帰属されているので、施工方法は多少変わります。
具体的には給水管の敷設深さなどが浅埋となります。
要所では、必ず水圧テストを行い、途中で水漏れがないかを確認します。
強い水圧をかけて水漏れがないことを確認出来たら、次の配管をしていくという流れになります。
途中には、止水栓の機能をするバルブを設置します。このバルブを設置することで宅地に行くまでの間で断水することもできます。
最後に、本復旧工事!
舗装の修復になります。湧水がひどいことが分かっていたので、専用の工具にて転圧をしてしっかりと路盤を締め固めました!
そして、舗装にて本復旧を行い、本工事は終了となりました。
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