ブロック積み工事のQ&A
●ブロック積み工事をこれから行う予定がある方に役立ちそうなQ&Aをご紹介していきます。
ブロック積み工事の相場からブロック積み工事のDIYについてまで、ブロック積み工事に関わる様々なQ&Aが登場します 。
ぜひ、ブロック積み工事を予定している方は参考になさってみてくださいませ。
ブロック積み工事とは?
ブロック積み工事とは、大まかに言いますと家の塀や門、土留などをつくるために、モルタルなどを用いながらブロックを積み上げていく工事のことをいいます。
よく私たちが見かけることも多い灰色のコンクリートブロックは、普通のコンクリートブロックと呼ばれることが多く、1ブロックあたり約200円~約400円くらいします。
住宅街などでみかけるデザイン性のあるおしゃれな門や塀などは、化粧コンクリートブロックで作られているかもしれないです。
化粧コンクリートブロックは、1ブロックあたり約600円~約8,000円くらいするでしょう。
ブロック積み工事は、さまざまな工程があり、ブロックを積み上げるだけという訳ではないです。
ブロックを積み上げる前に、掘削作業・砕いた石を転圧機で固める作業・型枠、鉄筋を設置する作業・コンクリートを流しこむ作業などがあります。
ブロックを積み工事は、ブロックを積み上げる作業以外の工程も大事な工程ですので、こういった工程を手抜き工事してしまいますと、倒壊の危険性が高まってしまうでしょう。
ブロック積み工事の相場は?
ブロック積み工事は、例えば一般的な塀を新設する場合、1平方メートルあたり約10,000円~約15,000円くらいかかってくるでしょう。
既存の塀があり撤去作業が必要な場合は、その撤去費用もかかってきます。
その他、掘削作業費用やコンクリート基礎工事費用、残土処分費用などの費用がかかってくる可能性もあるでしょう。
掘削作業の費用相場は、約10,000円~約30,000円くらい、基礎工事の相場費用はコンクリートベースの場合1平方メートルあたり約4,000円くらい、コンクリート布による工事の場合1平方メートルあたり約10,000円くらいです。
ブロック積み工事のメリットは?
ブロック積み工事のメリットは、防犯に役立つ可能性があるということが挙げられるでしょう。
ブロック塀などが家の周りにある場合、不審者がブロック塀を乗り越えようとすると足をかける場所などがあまりないため、侵入しづらくなるかもしれないです。
あとブロック積み工事のメリットで挙げたいのは、プライバシーの確保に役立つ可能性があるということでしょう。
特に人通りの多い道沿いに住んでいる場合などは、お家の窓を開けにくい場合などもあるかもしれないです。
ブロック塀などを設置すると、家の中が見えにくくなり、プライバシー確保に役立つ可能性があるでしょう。
また、家の外に洗濯物を干す際などにも、人通りが多い道沿いに住んでいると干しづらいという場合もあるかもしれないです。
そういった場合にも、ブロック塀を設置することによってお庭に干している洗濯物も見えづらくなり、快適に干しやすくなるかもしれないです。
あとは、ブロック積み工事をすることによって防風に役立つ可能性もあります。
自動車やトラックなどが多く走る道路沿いに住んでいる場合などは、粉塵などがたくさん家の中に入ってきてしまう場合もあるでしょう。
ブロック塀を設置することによって、粉塵が家の中に侵入しにくくなり、家の外に洗濯物を干す際などにも洗濯物にほこりがつきにくくなるかもしれないです。
このように、ブロック積み工事をすることにより得られる可能性があるメリットはたくさんあるでしょう。
ブロック積み工事のデメリットは?
ブロック積み工事のデメリットは、メリットの一方で起こり得ることがあるでしょう。
例えば、メリットで挙げていたブロック積み工事をすることによって防犯に役立つ可能性があるというのは、一方で、塀が高すぎる場合不審者が塀の中に入ってしまうと気づきにくく、逆効果になってしまう場合もあるでしょう。
ブロック塀を設置した場合、防風に役立つ可能性があるというのも、一方では風通しが悪くなると感じてしまう場合もあるでしょう。
あとは、やはり倒壊の危険性があるという点は、デメリットに挙げられます。
特に、ブロックを積み上げる作業やコンクリート基礎工事などを手抜きしてしまっていたり、傾いていたりヒビが割れていたりするのを放置していたりする場合などは、倒壊の危険性が高まるでしょう。
ブロック塀の補修費用はどのくらいかかる?
ブロック塀の補修費用は、補修の内容によって異なるでしょう。
ブロック塀の補修作業を業者さんに頼んだ際の費用は、1平方メートルあたりの費用から計算されることが多いです。
例えば、部分的なちょっとしたひび割れの補修でしたら、1平方メートルあたり約13,000円~約20,000円くらいかかってくるでしょう。
ブロック塀の解体費用の相場は、1平方メートルあたり約5,000円~約10,000円くらいです。
高圧洗浄が1平方メートルあたり約200円~約300円くらい、下地処理が1平方メートルあたり約1,000円~、塗装が1平方メートルあたり約1,500円~といったところでしょう。
ブロック塀を撤去する際などには補助金などを利用できる可能性もありますので、費用をなるべく抑えたいという場合は自治体のホームページなどを検索してみると良いかもしれないです。
ブロック塀の高さはどのくらいまで?
ブロック塀の高さは建築基準法で定められています。
まず、塀の高さの制限は地盤から2.2メートル以下です。
あまりにも高さのある塀は、倒壊の危険性が高まり危険ですので専門家に相談し改善の必要があるでしょう。
ブロック塀には、高さの他にも、塀の厚さやコンクリートの基礎があるかなど、様々な点検するべき箇所があります。
また、傾いていたりひびが入っていたりする場合などは倒壊の危険性が高まっているため、注意が必要です。
特にヒビなどが入っていないという場合でも、 ブロック塀は定期的にメンテナンスが必要でしょう。
ブロック積み工事はDIYしてもよいのか?
ブロック積み工事は、素人がDIYで行うのは避けた方が良いでしょう。
ブロック積み工事は、ブロックを積み上げる前に掘削作業やコンクリート基礎工事など専門的な工事が必要になってきます。
これらの工事もとても重要な工事ですし、ブロックを積み上げる作業も素人が簡単に出来るものではないでしょう。
外構工事費用を安くするには?
外構工事の費用をなるべく抑えたいという方もいらっしゃるでしょう。
では、外構工事を安くするにはどうすればよいのかということですが、一旦外構工事が高額になりやすい場合について確認します。
外構工事が高額になりやすい場合とは、化粧ブロックを利用した場合・曲がりの多いブロック塀を作る場合・切る加工が必要なブロック塀の場合・障害物がある場合などが挙げられるでしょう。
外構工事を安くしたい場合は、こういった高額になりやすい場合をなるべく避けることで、費用を抑えられるかもしれないです。
例えば、高級な化粧ブロックは一部だけ利用する・曲がりがあまりないブロック塀をつくる・切る加工があまりないブロック塀にするなどして、費用が抑えられる可能性があるでしょう。
外構工事期間が遅れてしまいやすい場合とは?
外構工事期間は、工事内容によってかかってくる期間が違ってきますが、遅れてしまいやすい場合というのはあるでしょう。
例えば、天候が悪化した場合は、作業が進まず工事期間が延長してしまう可能性があります。
また、資材の到着が遅れている場合にも工事期間が延長しやすいです。
あと、ご近所さんとのトラブルによって工事期間が延長してしまうという場合もあるでしょう。
こういった状況などで外構工事が遅れてしまう場合もありますので、工事日程には予備日を設けておくと良いかもしれないです。
まとめ
今回は、ブロック積み工事を予定している人が知っていると役立つかもしれないQ&Aをご紹介していきましたがいかがでしたでしょうか?
これからブロック積み工事を予定している人にとって、ブロック積み工事にかかる費用は気になるところかもしれないです。
なるべく工事費用を抑えたいという方は、DIYで済ませたいと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、素人がDIYでブロック積み工事をするのは倒壊の危険性が高まりますし、すぐに補修作業が必要になり追加の費用がかかってきてしまう可能性もありますので、 費用の面を考慮しても専門の業者さんに頼むのが良いでしょう。
外構工事費用をなるべく抑えたいという場合は、今回ご紹介しました外構工事費用を安くするには?のQ&Aを参考にしてみてくださいませ。