擁壁工事の前に地盤調査は必要!?

擁壁工事とは

擁壁工事とは、高低差のある土地に建物を建てる際などに、斜面などが崩れないように壁状の構造物を設置する工事のことをいいます。

擁壁工事の費用は、1平方メートルあたり約3万円から10万円ぐらいといったところです。

既存の擁壁があり、解体撤去をしてから新しく擁壁を設置する場合は、解体撤去作業の費用もかかってくるでしょう。

道路よりも家を建てる敷地が高いという場合などは、家の重さや地震の影響などで、斜面が崩れてしまう可能性もあるため、擁壁工事というのは大変重要です。

擁壁には、鉄筋コンクリートのものや石積みのもの、コンクリートブロックのものなどがあるでしょう。

地盤調査とは

地盤調査とは、その名の通り地盤を調査することを言います。

地盤調査は家を建てる際に、その土地がどのぐらいの重さの家に耐えられる地盤かなどを調べるために行うこともあるでしょう。

地盤が緩い場所に建物を建ててしまうと地盤沈下が起こってしまい、家が傾いてしまうなどのトラブルが発生してしまう危険性が高まる可能性があります。

地盤が緩い場所に家を建てたいという場合は、地盤改良をすることで家が建てられるようになる可能性もあるでしょう。

しかし、地盤改良が必要ということは、地盤改良の費用もかかってきます。

擁壁工事の前に地盤調査は必要?

擁壁工事を行う前にも、地盤調査は必要です。

地盤が緩い場所に擁壁を設置した場合、擁壁ごと地盤沈下してしまい、擁壁の役割をきちんと果たせなくなってしまう可能性もあるでしょう。

やはり地盤が緩い場所に擁壁を設置したいという場合は、地盤改良が必要になってくるかもしれませんので、擁壁工事を行う前に地盤調査はしておく必要があります。

地盤が緩い場所での工事費用は高額になる!?

地盤が緩い場所では、地盤改良が必要になってくる可能性があるとお話ししてきましたが、地盤改良を行うにも作業費用がかかってきますので擁壁工事の費用プラス地盤改良の費用がかかってくる可能性があるでしょう。

地盤がきちんとしている場所で擁壁工事を行うよりも、地盤が緩い場所で擁壁工事を行う場合の方が工事は高額になりやすいです。

例えば、地盤が緩い場所では盛土を行う場合もあるでしょう。

擁壁工事が高額になりやすいその他のケースについて

地盤が緩い場所では、工事費用が高額になりやすいということをご紹介してきましたが、他にも擁壁工事の費用が高額になりやすいケースというのがいくつかあるでしょう。

例えば、擁壁工事を行う場所の周辺道路が狭い場合や、擁壁の大きさが大きくなる場合などは、擁壁工事の費用が高額になりやすいです。

また 新しく擁壁を設置するだけの場合よりも、すでにある擁壁を解体撤去してから新しく擁壁を設置する場合の方が、解体撤去作業費用が追加になってきますので、工事費用は多めにかかってくるでしょう。

まとめ

擁壁工事を行う前の、地盤調査は必須です。

地盤が緩い場所にそのまんま擁壁を建ててしまった場合、擁壁ごと地盤沈下してしまい、きちんと擁壁の機能が果たせなくなってしまう可能性もあります。

また、地盤が緩い場所で擁壁工事を行う場合、地盤改良が必要になる可能性がありますので、 工事費用が高額になりやすいでしょう。